老人ホーム/施設の選び方・探し方

老人ホーム/施設の種類や違いについて

高齢者が住むことができる施設は種類がいっぱい

高齢者が利用することができる施設は沢山の種類があります。

高齢者の施設というと有料老人ホームや特別養護老人ホームの印象を持つ方が多いのではないかと思います。

確かに有料老人ホームや特別養護老人ホームは高齢者施設の代表といえますが、それ以外にもたくさんの種類があります。

 

高齢者施設の種類一覧
有料老人ホーム
・介護付有料老人ホーム
・住宅型有料老人ホーム
・健康型有料老人ホーム
サービス付き高齢者向け住宅(介護付き)(介護なし)
特別養護老人ホーム
グループホーム
介護老人保健施設
ケアハウス
軽費老人ホーム
高齢者専用賃貸住宅
高齢者向け優良賃貸住宅
シニア向け分譲マンション
介護療養型医療施設

 

実際にどの施設がどのくらいあるのかを調べてみると

1位:グループホーム(13346施設)

2位:特別養護老人ホーム(10049施設)

3位:有料老人ホーム(5330施設)

となりました。
平成29年介護サービス施設・事業所調査の概況より
※特別養護老人ホームは地域密着型を含む
※有料老人ホームは特定施設入居者生活介護(地域密着型を含む)の数

 

代表的な施設の特徴について

施設数が多い主な施設について特徴をまとめてみるとこのようになります。

公的/民間 施設の種類 入所できる人 毎月かかる料金
(目安)
部屋の種類 特徴
公的施設 特別養護
老人ホーム
自立 :○
要支援:×
要介護:3~5
5万円~
20万円
相部屋/
個室
●寝たきりの人にオススメ
●待機者がいるとすぐに
入所できないことがある
介護老人
保健施設
自立 :×
要支援:○
要介護:○
5万円~
20万円
相部屋/
個室
※入所期間は
数か月~1年程度となることが多い
民間施設 グループ
ホーム
自立 :×
要支援:2のみ
要介護:○
10万円~
30万円
個室 ●認知症の人のみ利用できる

 

住宅型有料
老人ホーム
自立 :○
要支援:○
要介護:○
10万円~
100万円
相部屋/
個室
●元気な方にオススメ
●施設により特色がある
介護付き有料
老人ホーム
自立 :△
要支援:○
要介護:○
10万円~
100万円
相部屋/
個室
●万人向け
●施設により特色がある
サービス付き
高齢者向け住宅
(介護付き)
自立 :△
要支援:○
要介護:○
10万円~
50万円
相部屋/
個室
●介護付き有料老人ホームに類似
●施設により特色がある
サービス付き
高齢者向け住宅
(介護なし)
自立 :○
要支援:○
要介護:○
5万円
(食事なし)
~50万円
相部屋/
個室
●元気な方にオススメ
●介護度が重い方は対応できない施設も
注意
介護老人保健施設は終身利用が難しい施設になります

 

基本的には公的な施設の料金は安く、民間の施設の料金が高いということになります。

結果として、公的な施設の中で永住できるタイプである特別養護老人ホームに人気が集まっています。

特別養護老人ホームは多くの施設で待機者がおり、数か月から数年待ちといわれています。

待機者とは
待機者とは、入所の申込をして、入所できるのを待っている人のことです

 

特別養護老人ホームは格安とは限らない

特別養護老人ホームといえば、料金が安価な施設の代名詞のようになっています。

そのため、地域によっては待機者が百人単位で存在し、年単位で待つケースもあります。

しかし、特別養護老人ホームを安価で利用できる人は要件が決まっています。

要件に該当しない場合は、(それでも安いですが、)安価な有料老人ホームとさほど変わらない場合もあります。

特別養護老人ホームを安価で利用できる人

●本人・配偶者の収入/資産が少ない人

●紙おむつを使っている人

紙おむつを使っていると安い理由
特別養護老人ホームでは紙おむつ代がかからないためです。
(民間の施設では有料)

特別養護老人ホームのデメリット

特別養護老人ホームは料金が安価な反面、一般的に以下のようなデメリットがあります。

●外出機会がない
●レクリエーションが貧弱
●寝たきりの方・認知症の方が多く交流が乏しい
注意:全ての施設に当てはまる訳ではありません

どの種類の施設を利用しても、基本的な衣食住と介護サービスを受けることはできますが、施設の種類によって、受けられるサービスの内容が違ってきます。

料金とサービスのバランスを考えて施設の種類を選ぶことも大切です。

 

料金の差はどこから現れるのか?

月5万円から100万円くらいまで、料金に幅のある高齢者向け施設ですが、その差はどこから現れるのでしょうか?

一般的な理由を挙げてみます

土地・施設 立地が良い、設備が豪華・充実
介護職・看護師を多く(長時間)配置
食事 食材が豪華、質の高い調理方法(出来合いでなく施設厨房で調理)
サービス レクリエーション・リハビリテーション、行事、外出などの充実

 

高価格な施設はこれらのいずれかにコストをかけています。

低価格の施設については、これらを充実させることは難しく、施設の種類を問わず、概ね同じ程度の水準になっていると考えると良いでしょう。

お金を多く払っても、こだわりたいポイントがある場合は、施設を探す際にしっかりと確認するようにしましょう。

 

スタッフやサービスの質は料金に比例しない

一方で必ずしも料金と比例しないのが、スタッフの接遇マナーやサービスの質です。心の問題ですね。

 

入所した施設で心地よく過ごすためには、施設の豪華さなどよりもスタッフの質が高いかどうかの方が実は重要です。

しかし残念なことに、スタッフ全員の質が高いということはなかなか難しく、どこの施設にも良いスタッフ、そうでもないスタッフがいます。

また、良いスタッフがいても、介護業界はスタッフの離職率がとても高い業界ですので、辞めてしまうことも多いのです。

本当のところは、入所してみないとわかりませんが、時間に余裕がある場合は、実際にその施設に見学に行き、できるだけ多くのスタッフと会話してみることをおすすめします。

施設長や責任者だけでなく、一般の介護スタッフと会話をすることで、質がどうなのか、感じ取れると思います。

老人ホーム探すことは難しい

施設の種類によっても、施設そのものによっても、入所できる人の条件、受けられるサービス、特徴などはまちまちです。

また、希望している条件にあう施設を自分で探すには、手間と時間が必要になります。

施設を選ぶということは、大切な家族がこれから生活する場所を探すことです。

限られた時間の中で、より良い施設を見つめるためには、専門的な知識を豊富にもつプロに相談することをおすすめします。

老人ホーム紹介会社の問題点

施設を無料で探してくれる老人ホーム紹介サービスというものがあります。

探すことが難しい老人ホームを無料で探してくれる大変便利なサービスですが、

一方で、気を付けなければならないポイントが2つあります。

ポイント1:提携先しか紹介しない

無料の老人ホーム紹介サービスは、施設に紹介した人が入所した際の報酬が売り上げとなる仕組みです。

当然のことですが、報酬をもらえる提携先施設以外を紹介することはありません。

ポイント2:特別養護老人ホームなど人気が高い施設の紹介はしない

特別養護老人ホームなど、人気がある施設は紹介会社と提携を結ぶ必要がありません。必然的に紹介サービスが紹介するのは、入居者集めに苦労している老人ホームということになります。

無料の老人ホーム紹介サービスは使い方によっては大変便利なサービスです。

利用される際には、2つのポイントに留意しながらご利用になってください。

 

老人ホーム探し・施設紹介をお手伝いします

くまがい行政書士事務所では老人ホーム・施設に関するご相談・各種業務を承ります。

詳しくはこちらをご覧ください。

老人ホーム/施設の選び方・探し方