介護サービスの費用を安くする方法①[特定入所者介護サービス費][負担限度額認定]

特定入所者介護サービス費[利用条件あり]

どんな制度?

施設入所ショートステイ利用の際のベッド代食費が安くなる制度です。

特定入所者介護サービス費
[負担限度額認定]・[減額] などと呼ばれることの方が多いかもしれません

 

利用できる人

この制度を利用するためには要件を満たす必要があります。

要件は以下の2つです。

①市民税の要件
②預貯金等の金額の要件

①市民税の要件について

利用者さんが属する世帯の全員が市民税非課税でなければなりません。

注意
配偶者の方が世帯を別にしている場合、配偶者の方も非課税でなければなりません。

 

②預貯金等の金額の要件について

預貯金等の資産が一定額以下でなければなりません。

預貯金等の資産とは

預貯金等の資産に含まれるものは、換金性の高い資産になります。不動産は含みません。
代表的なものは以下の通りです

預貯金

株券
債券(国債、地方債、社債など)
投資信託の受益証券

 

預貯金等の資産の上限

預貯金等の資産の上限は、利用者さんが結婚しているかどうかで異なります。

利用者さんの家族状況 預貯金等の上限
独身の方(死別も含む) 1000万円以下
ご夫婦 2人で2000万円以下

 

何を安くできる?

以下の施設・サービスの食費・ベッド代が安くなります。

●特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)
●地域密着型介護老人福祉施設
●介護老人保健施設
●介護療養型医療施設
●介護医療院
●地域密着型介護老人福祉施設
●ショートステイ(短期入所生活介護)
●ショートステイ(短期入所療養介護)